チャンピックス服用でもタバコは吸える

チャンピックスは禁煙補助剤として登場した医薬品で、ニコチンを摂取する欲求を抑えてタバコの量を減らす効果があるため、禁煙外来の治療で処方されています。12週間の処方で徐々にタバコを吸う量を減らして禁煙に導くという方法のため、禁煙初日からタバコを断つ必要はないとされ、販売元でも服用から1週間は、タバコを無理に止める必要はないとされています。通常は、タバコを吸うことで肺からニコチンが吸収され、血液から脳へと到達すると脳内のニコチン受容体に結合します。ニコチン受容体が活発化すると快楽を与える物質を放出し、体が大きな満足感を覚えて気分の落ち着きや、ストレスによるイライラがなくなります。この効果はニコチンが血中からなくなる30~60分程度で、1時間もすると体が再びニコチンを欲しがるようになり、繰り返すことでニコチン依存症へとつながります。チャンピックスは、服用すると成分であるバレニクリンがニコチン受容体に結合することで、ニコチンが受容体に結合するのを阻止します。また少量の快楽物質を放出するので、体がニコチンを欲しがる欲求を抑えることができます。そのためタバコを吸うことで得られる満足感がなくなり、自然な禁煙へと導いてくれます。禁煙を始めた頃はタバコを止めることができず、どうしても吸いたくなるものです。チャンピックス服用中でも無理にタバコを止める必要はありませんが、その作用によってタバコがおいしいと感じることはなくなり、嘔吐いたり場合によっては胸焼けなどを起こすこともあります。あとはチャンピックスを止めるか、タバコを止めるかの二者択一となり、意志の強い人ならばタバコを捨てて禁煙へと頑張ることができるでしょう。